□スター誕生！？

　HIMARI　ｘ　大井剛史　ｘ　新日本フルハーモニー交響楽団

　１２歳のヴァイオリン少女「HIMARI」のコンサートを松戸の森のホールで見て来た。

　さすがの天才少女ぶりで、大井剛史が指揮する６０人を超えるフルオーケストラとヴァイオリン一丁（ZOZO前澤氏貸与のストラディ）で対峙して全く臆さず、またアンコールの無伴奏ソロも見事な演奏であった。

　考えてみれば、前橋汀子にしろ千住真理子にしろ、大成した女性ヴァイオリニストは皆天才少女と呼ばれてデビューした、そのくらいでなければ生き延びれない世界なのだ。しかし、男子の音楽家の場合はあまり天才少年とは言わない、男は晩成型（オクテ）が多いのかな？

　HIMARIの演奏後、観客は勿論、オーケストラの楽員からも実に温かい拍手が沸き起こり、クラッシック界のスター誕生に賭ける熱い期待が窺われた。