死からの生還
2024-06-21


□死からの生還(中村うさぎ 2014)

 以前、林真理子と並んで「週刊文春」の二大ユーモアエッセイストとして長く読者を楽しませてくれた中村うさぎの、その連載エッセイをまとめた本。しかし、本書に収められているのは、作者の瀕死体験(難病による心肺停止)前後に書かれたものなので笑いの要素は無く、何かに憑かれたように、ルッキズムとナルシズムと己が人生に関する未練と諦念が繰り返し書きこまれている。
 そんなわけで、読むのは辛いのだが割と一気に読んでしまった。身も蓋もない警句も結構出てくる。


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[読書]

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