□*絵物語* 動物農場(新訳版)
(ジョージ・オーウェル/金原端人(訳)カンタン・グレパン(絵)2023(原著1945))
ディストピア小説「1984(1949)」で名を遺したジョージ・オーウェルの、ロシア革命とソ連誕生を寓話化した作品。「動物農場」のタイトル通り、豚その他の家畜が主人公なので、最初はユーモラスに話が進むのだが、次第に、理想と自由が権力闘争と独裁に置き変わっていく暗黒劇となる。その様は、実はすべての組織の中で見ることが出来るものでもあり、だから結構怖い話である。
実は、昔、英語の勉強のために原著で読もうとしたことがあるが、読み辛く数ページで辞めていた。今回はとても読みやすい訳と挿画のおかげでするすると読めた。
も一回、原書に挑戦してみようかな?
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