□日本SF誕生-空想と科学の作家たち(豊田有恒 2019)
同じ著者の「日本アニメ誕生」が興味深かったので、遡って読んだ日本SF史で自伝。手塚治虫、平井和正らとの交流を中心にあのころのことが語られる。
日本SF草創期のファンダムの写真など、貴重な資料も多く掲載されている。大珍品は、SFコンのおりにコースターの裏に描かれた、鉄腕アトムに食いつくホシヅルの絵、なんと、手塚治虫と星 新一の共作、真筆である。是非、「開運!なんでも鑑定団」に出してほしいものだ。ちなみに、筒井康隆夫人 光子氏の名前から、永井 豪が光子力ビームを思いついたという話はどこにも書かれていないのは何故かと言うとそんなことはなかったからだ。
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