□ある疑問
オリンピック金メダリストの羽生弓弦選手が、ショート5位の失敗を、史上最高得点のフリーで覆して、世界フィギア王者を奪還した。
勝因は、無論、一に、羽生選手の完璧な演技にあるのだが、ショート首位で、最大のライバルと目されたフェルナンデスが派手に転んで自滅したことも大きかった。
そこで、ふと気づいたのであるが、フェルナンデスの使った曲が、観客の手拍子を誘うリズミックな曲であったことだ。ひょっとして、フェルナンデスは、日本から大挙して、羽生選手と宇野昌磨選手の追っかけでヘルシンキに飛来し、かぶりつきの席を占拠した、日本のおばさんたちの(悪意はないが)調子の狂った手拍子に、スケーティングのリズムを狂わされたのではなっかたのかと。
実は、日本人のリズム感は西洋人とは微妙に違うらしく、その独特の手拍子は、多くの来日ミュージシャンにとって、演奏のテンポを狂わす密かな悩みの種という話を聞いたことがある。
そうであれば、そして、もしそれが意図したものであるならば…
おばさんパワー恐るべし。
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