□これは当たりだった。
ウッディ・アレン監督の「ミッドナイト・イン・パリ」を、おおたかの森SCで観た。ウッディ・アレンの映画は、面白い時は面白いのだが、外れると、インテリの繰言を延々と聞かせられるような退屈さがあるので、観るのは一種の賭けである。
今回のは、ハリウッドの脚本家が1920年代のパリに迷い込んで、ピカソやダリ、フェッツジェラルドと交友や恋の鞘当を演ずるという、あのころのパリに住みたかったアメリカ人(ウッディ・アレン)のあこがれを素直に語った映画で共感できた。
映像的にも、20年代はおろか、ベルエポックの街並みやファッションまでも(多分)忠実に再現していて見飽きなかった。但し、ポスターの背景に使われているにもかかわらず、ゴッホは出てこない。一瞬だが、ゴーギャンは出てくるので残念である。
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