浮谷東次郎の日記
2009-08-30


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□がむしゃら1500キロ(浮谷東次郎著)

日本のモータースポーツ黎明期の若きスター、浮谷東次郎が中学3年生の時に、愛車クライドラー(50cc)を駆って行った、東京/大阪/和歌山往復の大遠乗りを記した日記。チェ・ゲバラの「モーターサイクル・ダイアリーズ」みたいだ。

現在では、例え原付でも、東京/大阪の数日間のツーリングに大した驚きは無い。しかし、当時(1957年)の道路事情、車両の信頼性、東次郎の15歳という年齢を考えれば、大冒険だったのであろう。今ならば、原付ではなく、むしろ自転車で、大阪行きを追体験する方が感覚的には近そうだ。

ともあれ、僕はこの本で、初めて、伝説の天才レーサーが、千葉県(市川市)の出身であったことを知った。郷土のヒーローだったのだ。

[読書]

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